【使用した型式】 : 脱泡機能付き二軸スクリューポンプ VQ型
【液体名】 : 酸化チタンスラリー(2)
目的 Goal
ドラム缶からタンクへの移送
問題点 The problem
流動性の乏しい酸化チタンスラリーをドラム缶からタンクに移送するラインにおいて、以下のような課題を抱えていた。
・既設の接触式ポンプでは液接触摩耗により短い期間で能力低下を起こしてしまう
・性能回復のために頻繁に部品交換等のメンテナンスを実施する必要があり、多大な手間とランニングコストがかかる
改善点 Improvement points
脱泡機能付き二軸スクリューポンプを導入。これにより次のような効果が得られた。
・非接触式のポンプながら高い自吸力を有するため、流動性の低いスラリー液でも問題なくポンプ内部に引き込むことができた
・接触式ポンプと比べて、液がポンプに触れることによる摩耗が生じにくくなった
・能力が低下した場合でも、ポンプの回転数を上げることで低下分を補うことが可能になり、主要部品の交換頻度が激減した
・メカニカルシールを使っていないポンプのため、軸封部のメンテナンスコストが削減できた
これらにより、ランニングコストを約\80万/年→約\10万/年まで改善でき、メンテナンスの手間も減らすことができた。
ラインフロー Line flow
使用した製品 The product
脱泡機能付き二軸スクリューポンプ VQ型
液送と脱泡を同時に実現