【使用した型式】 : ラジアルベーンポンプ V型
【液体名】 : 魚油、蒸気+苛性ソーダ
目的 Goal
ランニングコストとメンテナンスの手間を削減
問題点 The problem
魚油をタンク間で移送し、移送後に配管内を蒸気+苛性ソーダで洗浄する工程で、既設のSS製ギヤポンプでは以下のような課題を抱えていた。
・液を切り替える際、一時的にドライ運転状態になり、摩擦熱によって軸受がダメージを受けてしまうことがある。
・苛性ソーダによる部品腐食がにより激しく部品消耗が生じる。
・数カ月で新品のポンプに交換する必要があり、手間と費用の負担が大きい。
改善点 Improvement points
ラジアルベーンポンプV型を導入。
高温液の移送にも対応、都度の呼び水なしで運転が可能、アルカリ液に強いポンプ部材も選択可能といった特徴により、
・移送対象を魚油から蒸気に切り替えた際に軸受やシールが摩擦熱でダメージを受けることがなくなった。
・蒸気によりポンプ内部が高温になってもスムーズに運転を続けられるようになった。
・アルカリ洗浄の際に部品腐食が発生しにくくなった。
という効果が得られ、部品交換とメンテナンスの頻度を大きく削減することができた。
ラインフロー Line flow
使用した製品 The product
ラジアルベーンポンプ V型
都度の呼び水が不要